1.歯と認知症の関係

歯の働きは食べるという咀嚼機能だけではありません。物を噛む行為は、同時に脳を刺激するという事がわかってきています。歯と歯を噛み合わせた時の刺激は、歯根にある歯根膜から脳に伝わり、その刺激は脳における感覚や運動、また記憶や思考、意欲を司っている部位の活性化に繋がると言われています。

1.残存歯が少ないと脳の働きに影響が出る

残っている歯が少ないほど、記憶や学習能力に関わる海馬や、意志や思考の機能を司る前頭葉の容積などが少なくなっていた事がわかってきています。

歯が無くなると、脳が刺激されなくなり、脳の働きに影響を与えてしまうという事が判明してきたのです。

 2.歯と認知症予防

歯を治療する事で記憶力が回復する例もあるそうです。

噛み合わせが悪いまま放っておくのではなく、噛む事が出来るように治療することで記憶力の回復の可能性が高まるそうです。

3.入れ歯やインプラントでも脳は刺激出来る

歯が無いと歯根膜が無くなるため、刺激が脳には伝わりません。しかし、歯に代わる入れ歯や、インプラントなどの治療を行えば歯と同様の働きをすることが出来るのです。

その人に合った入れ歯を使用し、正しく噛む事が重要なのだとおもわれます。

 4.トレーニングガムを利用する

歯があっても良く噛まなければ脳に刺激を与えられません。食事の時に良く噛む事も必要ですが、ガムを噛むことも有効です。市販のガムよりも硬く、噛みごたえがある歯科用ガムが効果的です。